グラフィックボードを簡易水冷化してみた~Kraken G12~
はじめに
グラフィックボードのFANがうるさい!!!!ということで、GPU簡易水冷化キットKraken G12 を利用してGPUの水冷化に挑戦したいと思います。
利用開始から2年程度経過しているので壊れてもよしということでやっていきます。
当たり前ですが、改造行為に当たりますのでメーカ保障等は一切なくなります。
真似て試す方は自己責任で!
Kraken G12対応製品を探す
kraken g12 はこんな見た目製品です。
![]() | Kraken G12 — amazon Kraken g12 — rakuten 価格:4000~6000円 |
対応しているグラボは結構多くミドルクラスくらいだったら利用可能です。
NVIDIA GeForce RTX 2080 Ti/2080 GTX 1080 Ti/1080/1070/1060/Titan X
AMD Radeon RX 5700 XT/5700/590/580/570
また、この製品は簡易水冷そのものは付属していないので別で用意が必要です。
対応している簡易水冷製品は以下の通り。
NZXT:Kraken Zシリーズ Kraken Xシリーズ
CORSAIR:H110/H105/H90/H75/H55/H50
Thermaltake:Water 3.0 Riing RGBシリーズ Water 3.0 Ultimate
Antec:KUHLER H2O 920V4/620V4/920/620
ZALMAN:LQ-320 LQ-315 LQ-310
NZXT以外の製品は古くて中古でも入手が難しいものが多いです。
NZXTの製品、安くても3万円前後します。
ちょっと高すぎない?ってことで他に対応する製品がないか探しました。
Kraken G12の水冷ヘッドの取付はasetekのもの使っているようで、同じヘッドを使っている製品であれば利用できそうでした。
いろいろ検索した結果こいつを利用することにしました。
ほかにも同じ水冷ヘッドを採用しているものはあるかもしれませんがこれで決定です。
取付材料を集める
Kraken G12 | 簡易水冷キット |
Fractal design Celsius S24 | 簡易水冷 |
精密トライバー | 物によっては特殊ねじの場合あり いろいろ用意しておくと良い |
キムタオル | 好み |
熱伝導シート | |
熱伝導両面テープ | |
ヒートシンク | |
グラボFANピン=4pinPWM変換 | |
4pinPWM延長 | 必要に応じて |
以上が実際使用した部材です。
ヒートシンクの高さや、FANコネクタは各自状況に応じて変更してください。
取り付ける
取付に思いの他苦労し写真を忘れる。
1.グラボを分解する
私が利用しているグラボはAsrock phantom gaming d radeon rx580 8g ocです。
分解後こんな感じになります。画像は分解後の上物。

ついているねじを全て外すと全パーツが外れます。
2.ヒートシンクなどを貼り付け簡易水冷を取り付ける
熱伝導シートは↑の画像で張ってある箇所と同一のところに貼り付けます。
その他メモリ等露出している箇所にヒートシンクを取り付けていきます。
最後に簡易水冷を本体コア部分に合わせねじ止めすれば9割がた取付は完了です。

3.FANを取付動かす
FANを取付実際に起動し、問題ないことを確認します。
このグラボの場合、Kraken G12に取り付けたFANを動かす意味があまりないので動かしてないです。
ラジエーターは天井排気で設置しています。

変えた結果
1週間ばかし動かしてみましたが、超絶静かになりました。
コア温度:ピーク時75度→ピーク時頑張って50度
FAN速度:ピーク時3200rpm→1800rpm(一定
ただ、FANコントロールをグラボに任せると若干のカクツキが発生しましたので、マザボ制御に変えています。マザボ制御に変えてからは安定して動いています。
終わりに
騒音に耐えられなくなって試しにやってみましたが、どんでもない効果をもたらしました。
静かになっただけではなく温度もほぼ一定になるのでもう少し長持ちしてくれると思ってます。
分解行為にあたるので気安くはできないですが、お困りの方はやってみる価値ありです。
本体より簡易水冷のほうが高くついたな・・・。
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